大規模事務所の方が小規模事務所よりいいのか
日本の法律事務所は弁護士が１人か２人ほどの小規模の法律事務所が大多数を占めています。もっとも、弁護士数が数十人、場合によっては数百人もいる巨大な法律事務所も存在します。
弁護士がたくさんいても、ひとつの案件を担当するのは通常一人の弁護士ですから、あえて弁護士がたくさんいる事務所に依頼する必要はありません。個人の方や中小企業が通常の家事事件、債務整理、交通事故、刑事事件等を依頼する場合は、依頼する事務所の規模はあまり関係ありませんし、むしろ小回りのきく小規模事務所の方がいいでしょう。
ただ、大型案件の場合は大量の労力を要するため、大規模事務所であれば、その事務所内で全て処理できるという強みがあります。
なお、弁護士が複数いる法律事務所の有名な弁護士に依頼したとしても、実際に事件処理をするのは、その下にいる勤務弁護士であることが多いので注意が必要です。むしろ、確実に同じ弁護士に事件を処理してもらえる小規模事務所の方が安心といえるかもしれません。
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