解決事例　個人再生

仮想通貨の投資に失敗して個人再生した事例

中村さん（仮名）

男性（３５歳）　会社員　神奈川県大和市在住

債務の状況

個人再生の結果

中村さんは、大和市在住３５歳の会社員です。

将来、年金減額・支給時期先延ばしの可能性もあり、投資で資産を増やそうと考え、仮想通貨をはじめました。投資額が少ないとリターンもほとんどないことから、借入で原資の増額をしましたが、その後、仮想通貨の価値が下がり、投資を初めて半年もたたずに借入金を返済できなくなりました。中村さんは、弁護士と相談の上、個人再生を決意しました。

ポイント

個人再生によって、借金が７００万円から１４０万円になりました。

自己破産によって借金（債務）をなくすことのメリットは高いのですが、中村さんは、大和市に戸建て住宅を購入し、住宅ローンの支払いをしていたことから破産を選択したくありませんでした。

自動車は、３年前にオートローンを組んで購入しましたが、ローン残があることから車引揚げとなりました。個人再生手続では、車の支払いが終わっていれば、手元に残せる可能性があります。

学資保険の積立もしておりましたが、解約しても返戻金が少額であることから、保険の解約をせずに済みました。

今回の個人再生手続では、裁判所に世帯収入を報告する必要があり、妻にも提出資料の準備を協力してもらって、無事に再生計画も認可されました。中村さんは住宅を手放さず借金の整理ができました。