藤田さんは、インターネットで知り合ったAさんから、副業として始めた投資で儲かったという話を聞き、その後、自身でインターネットやSNS等で情報を集めていました。その後、Aさんからより儲かるという情報商材を教えてもらい、金額も数万円と高くなかったことから、クレジットカードを利用して購入しました。
実際に試したところ難しくはなかったのですが、投資額が少額だと利益も殆ど出なかったことから、数社から一気に借入をして運用を開始しました。
バイナリーオプションでは、銀行から投資目的の借入金で運用することもできますが、一部の海外サービス提供会社では、クレジットカードのショッピング枠を利用して資金を準備することもできてしまうようです。
その後、投資がうまく行かずにAさんに相談しようとしましたが、連絡が取れない状況になっており、弁護士と相談の結果、自己破産をすることになりました。
注意点としては、より多くの利益を上げるために短期間で借入金を増やした場合に、毎月の返済額もすぐに膨むということです。3ヶ月後には、毎月の返済額が10万円を超えることもあり、収入だけでは返していけません。こうなると証券会社のホームページ等に説明あるプロスペクト理論にあるような「損失を取り戻そうとする行動」に陥りやすくなります。借入れを増やし、借金がさらに増える一方で半年もたたずに返済できなくなることもあります。
破産手続に関しては、バイナリーオプションサイトの管理画面にログインできる状態であったことから、これまでの負債がどのようにして増えたのかの取引データを確認することができ、それらを元に弁護士が裁判所に説明することができました。しかし、先に退会手続きをしてしまうと、取引データが確認できずに、説明するための情報がなくなってしまうので、手続が難しくなることもあります。
インターネット上には投資に関連する情報がたくさんありますが、ネット上の情報をすぐに信用するのではなく、実際に店舗のある証券会社等の説明を聞いてみたり、投資に失敗した場合に毎月いくらまでであれば返済できるのかなどを確認しておきましょう。
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