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プロミス・クオークローンの契約切替についてのお話し(2011年4月25日)

プロミスに対しての過払い金回収は、交渉の段階ではある程度の減額を主張してくるものの訴訟提起すればほぼ満額の返還の和解がきていました。

しかし、プロミスが徹底的に争ってくる争点が「株式会社クオークローン」との契約切替問題です。

クオークローンとは

クオークローンとは、もともとは「リッチ株式会社」といって、平成12年にプロミスの完全子会社になり、平成14年に「株式会社シンコウ」、「東和商事株式会社」を吸収合併して「株式会社ぷらっと」という社名になった後、さらに「株式会社クオークローン」に名称が変更しました(同社は、平成19年に株式会社タンポートになり、さらに平成21年に株式会社クラヴィスになっています)。

プロミスによる契約切替

プロミスは、平成19年頃に、子会社クオークローンの顧客をプロミスに移すことを計画しました。具体的には、プロミスがクオークローンの顧客との間で新たに契約を締結して、その顧客がクオークローンに負担していた借入金総額を貸付けて、顧客をしてこれをクオークローンに返済させ、クオークローンに対する債務を完済させました。

つまり、プロミスは、クオークローンの顧客をプロミスに契約切替をしてその顧客を自社に取り込んだのです。

問題点

この契約切替が問題になるのは、顧客とクオークローン、プロミスのそれぞれの契約はあくまで別々の契約なので、顧客が後にプロミスに対して過払い金の請求をしても、プロミスはクオークローンとの取引によって生じた過払金を承継しないと言えることなのです。

その結果、10年以上取引を続けていて通常であれば多額の過払い金が生じているような顧客であっても、プロミスに対してはむしろ残債務が残る結果になる方もいるのです。

これはあまりに不当であるとしてクオークローンからプロミスに契約上の地位の移転があった、プロミスが債務引受をした等の理論構成によりクオークローン・プロミスそれぞれの取引を一連計算して、プロミスに対して過払い金全額の請求をできるか否かというのが大きな争点となっています。

この論点については、プロミス側に有利な判決が多かったのですが、最近は消費者側に有利な判決も出てきています。

丸和商事株式会社(ニコニコクレジット)が民事再生 (2011年4月11日)

ニコニコクレジットの名称で地元静岡県の他、愛知県、山梨県等で営業していた消費者金融の丸和商事株式会社(静岡県掛川市)が、平成23年4月8日、東京地方裁判所に民事再生手続開始の申立をいたしました。 静岡県の消費者金融といえば株式会社クレディアが平成19年に同じく民事再生を行いました。このときは、同社への過払い金は①40%の弁済、②30万円までの少額債権は全額弁済という扱いになりました。今回の丸和商事に対する過払い金の扱いがどうなるかはまだ未定の状態です。

レイク(新生フィナンシャル株式会社)の取引履歴のお話し (2011年4月6日)

「レイク」の名称で貸付を行っている消費者金融大手の新生フィナンシャル株式会社(旧GEコンシューマー・ファイナンス、コーエークレジット)が、平成23年2月17日に同社HP上で次のような「お取引データの一部開示漏れに関するお知らせ」を掲載しました。

「弊社では、2005年7月の最高裁判決以降、保有する保有する全ての取引データを開示する方針で運用してまいりましたが、このたび、一部の取引データが開示漏れとなっていたことが判明いたしました。お客様ならびに関係者の皆様に多大なるご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げるとともに、現時点で判明していることおよび、今後の対応につき、下記にお知らせいたします。」

「今回発見されたバックアップデータの内容: 1993年9月以前からお取引のあるお客様がご契約の口座あたり1993年10月末から直近・最大3件の取引データ、1993年10月末時点の最終契約データ、当初貸付日、および1993年10月末時点における最終契約に基づく最初の貸付金額」

今までのレイクの対応

今までレイクは、2003年1月から10月にかけて1993年9月30日以前の取引履歴を全件消去する作業を行ったと主張していました。弁護士が介入しても1993年(平成5年)10月以降の取引履歴のみ開示してきました。

この場合、平成5年以前の取引状況がわからないので、依頼者の記憶をもとに取引内容を推定して計算するか、開示された取引の冒頭の残高を0円とする特殊な計算を行って過払い金を請求していました。

今後のレイクの対応

今回のレイクの発表後、平成5年以前から取引があり過払い金を請求中の方について、レイクから新たに取引情報の開示を受けました。

初回からの具体的な取引履歴は出てこなかったものの、「当初貸付日データ」として最初に貸付をした日はわかりました。概ねその方のご記憶にも合致する時期でした。

平成5年以前から取引がある全ての契約者についてこのようなデータが保存されているのかはわかりませんが、初回の取引日がわかれば過払い金は請求しやすくなります。

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